診療科のご案内

手足のしびれ外来(脳神経外科)

 肩から指先にかけてビリッと電気が走るようにしびれる、痛む、手や足がじんじんしびれる、手が動かしづらい(ボタンがうまくかけれない、字が書きにくい、箸がうまく使えない)、歩きづらい、階段を下りるのがこわいので手すりが必要、100mくらい歩くと足のしびれや痛みが出てきて休まないと歩けない・・・・こんな症状があったら、せぼね(脊椎:せきつい)や末梢神経の病気が原因かもしれません。
① 頸椎(くび)の病気
 頸椎椎間板ヘルニア、変形性頸椎症、頸椎後縦靭帯骨化症などがあります。「肩から指先にかけてビリッと電気が走るようにしびれる、痛む」の症状は、頸椎椎間板ヘルニアの可能性が大きいです。「両手や足がじんじんしびれる」「手が動かしづらい(ボタンがうまくかけれない、字が書きにくい、箸がうまく使えない)」の症状があれば、変形性頸椎症、頸椎後縦靭帯骨化症が原因かもしれません。進行すると、「歩きづらい、階段を下りるのがこわいので手すりが必要だ」「歩けないので車いすになった」という状態になります。
 治療は、まずビタミンB12+鎮痛剤の薬物療法を行います。痛み・しびれが治らなかったり、手がうまく使えない・歩きづらいの進行した症状が出てきましたら、手術が必要な場合があります。
 私たちは、患者さんの精神的・身体的な負担を極力軽減するため、低侵襲な治療を提供しています。
皮膚切開 人工骨を利用し、脊柱管を拡大
3cmの小さな皮膚切開 人工骨を利用し、脊柱管を拡大します
手術前(脊髄がつよく圧迫されている) 手術後(十分に圧迫がとれている)
手術前(脊髄がつよく圧迫されている) 手術後(十分に圧迫がとれている)
② 腰椎(こし)の病気
 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などが主な病気です。「腰痛がひどい」「腰から足にかけて坐骨神経痛がある」の症状は、腰椎椎間板ヘルニアかもしれません。「100mくらい歩くと足がしびれたり、力が入らなくなって、休まないとこれ以上歩けない」症状があれば、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症の可能性があります。
治療は、安静、鎮痛剤の薬物治療、腰椎コルセットを中心にした、保存的治療を行います。症状が、2~3ヶ月以上続いたり、100m以上歩けない場合は、手術が必要な場合があります。
 腰椎でも、私たちは、患者さんの精神的・身体的な負担を極力軽減するため、低侵襲な治療を提供しています。
3cmの皮膚4切開 神経の圧迫を取り除きます
3cmの皮膚4切開で、神経の圧迫を取り除きます
手術前(神経が強く圧迫されている) 手術後(神経の圧迫が十分にとれている)
手術前(神経が強く圧迫されている) 手術後(神経の圧迫が十分にとれている)
③ 末梢神経の病気
 手根管症候群、肘部管症候群(前腕の小指側のしびれ)、足根管症候群(足の裏のじんじんしたしびれや痛み)がおもな病気です。この中で、特に手根管症候群が多いので、手根管症候群について説明します。
手根管症候群・・・夜中や明け方に手のしびれや痛みで目が覚めます。手を振ると改善します。手首で正中神経(せいちゅうしんけい)が圧迫されるのが原因です。
ビタミンB12、鎮痛剤の薬物療法や手の安静で症状が改善します。手の痛み・しびれで、睡眠が障害される場合や親指の付け根がやせてきてうまくつまめない場合手術を行います。一般的には、手のひらを切開する手術が行われますが、私たちは、できるだけ低侵襲治療をモットーにしており、内視鏡的に手術を行っています。局所麻酔で、一泊入院でできます。
手首から内視鏡を入れ
手首から内視鏡を入れ、圧迫しているじん帯を切開します(奥津一郎先生の論文より)

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