中央リハビリテーション部のご紹介

概要

病気やケガにより生じた移動や身の回りの動作、コミュニケーションなどの障害に対して失われた機能の回復を促すと共に、残存能力を最大限に引き出すため主治医、看護師など多職種のチームで綿密な連携を取り合い、効率的なリハビリテーションプログラムを立てて、家庭復帰や社会復帰ができるよう援助しています。また、QOL(生活の質)の向上のため、地域の医療・保健・福祉機関と連携した各種情報の提供に努めます。また、勤労者医療を推進し、働く人々の様々な医療需要に応える活動を積極的に展開します。当院でのリハビリは、理学療法・作業療法・言語聴覚療法を提供しています。

スタッフ

理学療法士  8名
作業療法士  6名
言語聴覚士  2名
リハビリ事務 1名

理学療法(Physical Therapy)

理学療法は運動療法や物理療法を行い、失われた身体の基本的な機能を取り戻す治療法の一つです。理学療法の直接的な目標は運動機能の回復にありますが、日常生活動作の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上を目指します。当院では患者様に寄り添い、病気や障害があっても自分らしく暮らしたいという個々の思いを大切にします。

作業療法(Occupational Therapy) 

作業療法の「作業」という言葉には、私たちができるようになりたい・でいる必要がある・できることが期待されているなど、個々の生活に根差した「活動・行為」の意味を含んでいます。当院では、脳外科・整形外科・内科系疾患を発症または受傷された患者様に対して、身体機能や日常生活の困難が生じている場合、ベッドサイドからの早期機能練習を行い、さらに、食事をとる・トイレで排泄を行う・衣服を着る・顔や手を洗う・歯磨きを行うなどの身の回り動作についての練習を行います。またその患者様の目標に合わせ、家事動作や復職に必要な動作の練習も行います。作業療法を通して、患者様の生活がより生き生きとしたものになることを目指します。

ADL室
入浴動作練習

入浴動作練習
トイレ動作練習

言語聴覚療法(Speech Therapy)

病気やケガなど様々な要因によって、言語などのコミュニケーションに必要な機能や、食べる機能に障害をきたすことがあります。言語聴覚療法では、失語症や構音機能といった言語機能のほか、高次脳機能や摂食嚥下機能の獲得・回復を患者様と共に目指します。