泌尿器科のご紹介

地域の中核病院として、多岐にわたる疾患の紹介を引き受けております。
前立腺癌、腎盂尿管癌、腎癌などといった泌尿器科癌、副腎腫瘍や腎盂尿管移行部狭窄症など尿路良性疾患を対象に腹腔鏡手術を行っております。
尿路結石に対しては各種最新機器を取りそろえ、尿路結石破砕センターでの治療を行っております。短期解決に向けた専門外来(毎週月曜日)を開設いたしました。
難活性過活動膀胱男性重症腹圧性尿失禁尿道損傷や尿道狭搾女性骨盤臓器脱女性腹圧性尿失禁前立腺肥大症間質性膀胱炎などといった排尿障害に対し、富山県の他施設では普及していない高度な医療を提供しております。県外を含め他施設からの紹介が増えてきたことから専門外来(毎週金曜日)を開設いたしました。
毎週月曜日に短期解決!尿路結石専門外来を、毎週金曜日に排尿障害高度医療専門外来を開設しました。専門性の高い良質な医療を速やかに提供いたします。
就労者が早期に職場復帰できるよう、日帰り手術や短期入院手術を行っています。ESWL(体外衝撃波結石破砕術)、ボトックス膀胱壁内注入療法、経尿道的尿路結石レーザー手術、腹圧性尿失禁手術、532nmレーザー光選択的前立腺蒸散術(PVP):Green Light XPS🄬などが該当します。
抗血栓療法症例に対し、抗血栓療法継続下での手術や検査を行っております。経会陰的前立腺針生検、ボトックス膀胱壁内注入療法、経尿道的尿路結石レーザー手術、腹圧性尿失禁手術、532nmレーザー光選択的前立腺蒸散術(PVP):Green Light XPS🄬などが該当します。
尿道カテーテル持続留置やおむつ内排尿の方に対し、短期的に入院の上排尿状況の見直しを図る、「排尿見直し入院」を行っております。かかりつけ医、訪問看護師、ケアマネなどと連携を図り、適切な尿路管理の提供を努めております。
詳しくは「診療体制」、「対象となる疾患」、「当科の業績」をご覧ください。

泌尿器科 手術風景

泌尿器科 手術風景2

施設基準、認定医取得について

泌尿器科関連では以下の施設基準を満たしております。

  1. 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医教育施設 基幹教育施設
  2. 体外衝撃波腎尿管結石破砕術
  3. 膀胱水圧拡張術
  4. 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術
    (詳しくは「富山ろうさい病院だより」をご覧ください)
  5. 人工尿道括約筋留置術
  6. 仙骨神経刺激装置植込術

医師個人の認定では、以下を取得しております。

  1. 日本泌尿器科学会指導医、専門医
  2. 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  3. 日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
  4. 日本泌尿器科学会及び日本泌尿器内視鏡学会認定腹腔鏡技術認定医
  5. 日本排尿機能学会認定医
  6. 難治性過活動膀胱への治験担当医

スタッフ紹介

泌尿器科部長
石浦 嘉之(いしうら よしゆき)
【専門】
排尿障害全般、難活性過活動膀胱、腹圧性尿失禁、尿道損傷、女性泌尿器科
【資格】
日本泌尿器科学会指導医、専門医
日本排尿機能学会認定医(登録番号0009号)
日本老年泌尿器科学会認定排尿管理相談員
日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
日本泌尿器科学会及び日本泌尿器内視鏡学会認定泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医


第二泌尿器科部長・尿路結石破砕センター長
新倉 晋(にいくら すすむ)
【専門】
腹腔鏡手術、泌尿科癌手術、尿路結石症手術
【資格】
日本泌尿器科学会指導医
日本泌尿器科学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
日本泌尿器科学会及び日本泌尿器内視鏡学会認定泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医

 


泌尿器科医師
木村 想(きむら そう)
【専門】
泌尿器科
【資格】



手術治療情報データベース事業(NCD)への参加について

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者様に最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。この法人における事業を通じて、患者様により適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当院が患者様に最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。詳しくは下記NCDの患者様向け資料をご覧ください。

National Clinical Database(NCD)

専門医制度と連携したデータベース事業について 

登録対象診療科

臨床研究に関するお知らせ

富山労災病院臨床研究倫理規定を順守しています。

オプトアウトについて:臨床研究を実施する際に、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施しますが、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究等については、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません。しかし、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、拒否の機会を保障することが求められています。このような手法をオプトアウトと言います。オプトアウトを用いた臨床研究は以下のとおりです。なお、研究への協力を希望されない場合は、担当医もしくは石浦(泌尿器科部長・研究①~③の代表担当者)までお知らせください。

  1. 受付番号1-7 入院患者に対する排尿自立度の向上並びに尿道カテーテル留置症例削減の取り組みや排尿障害治療薬の服薬指導が退院後もシームレスに引き継がれるための多職種によるチーム支援の構築
  2. 受付番号2-5 男性尿道機能再建手術(前立腺手術後重症腹圧性尿失禁に対する人工尿道括約筋埋め込み術並びに外傷性尿道損傷に対する経会陰的尿道形成手術)の臨床的検討
  3. 受付番号2-6 難治性過活動膀胱症例ならびに神経因性膀胱症例に対するボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法の臨床的検討